編笠山
2524m
2003/4/6
六日日曜。
中央道から見える諏訪の街は、五日から降積った雪で真白でした。
小淵沢インターで高速を下りて、八ヶ岳公園道路、路面には雪。
すばらしく晴れて南アの山なみが、おおいかぶさってくるようです。
観音平口より先は冬期閉鎖ということで、車はここに置くことにしました。
新雪に埋もれた道路の先には八ヶ岳が見えました。
とぼとぼと車道を歩き、観音平の登山口に到着するのに二時間以上かかってしまいま
した。
登山口から先にトレースはなく、雪に埋もれた森が広がるのみです。
躊躇している自分たちを尻目に、女性の単独登山者が森に吸い込まれていきます。
彼女の踏み跡を頼りにして、自分たちも進むことにしました。
雲海。富士見平からの合流点です。
まともな休憩もせずに歩き出してからもう4時間、11時です。
埋もれたベンチ。雪の上に腰を下ろし、湯を沸かし昼食。
時間的にも頂上は厳しいが、それでももう少し登りたい。
同行の友人はここで待つことに…
30分ほど登ると、下ってくる単独女性に会いました。
やはり時間的にも無理なので下るそうです。
先週もこの山に来て、そのときは山頂まで行ったと話してくれました。
その時はこのあたり―推定標高2000m―には、雪はなかったそうです。
すべて昨日降った雪なんだ。
彼女の踏み跡の先を進みました。場所によっては雪は腰まで埋まります。
12時45分、その先はあきらめ、道を戻ることにしました。
稜線の風に吹かれて