餓鬼岳
2647m

2005/9/18

























金曜日に友人から簡潔なメールがありました。「日曜は山に行きますか?」いいよー。行先は任せますということだったので、北アルプスは餓鬼岳。断わられるかと思ったのですが快く承諾してもらいました。というのも、コースタイムは往復で10時間半。チャレンジすることにしました。
土曜の夜9時調度にメールの相手は自分のところにやってきました。豊川にあるびっくりドンキーで食事をすませると、時計は既に10時を回っていました。飯田までは一般道を行き中央道から長野道。豊科でインターを下ります。連休のせいでしょうか。林道の先の登山口の駐車場は車でいっぱいです。なんとか車を停めてベッドメイキング。横になったかと思えばもう夢の中。目覚めるとわずかに空は明るくて、時計を見れば間もなく5時です。二時間半ほど眠ることができました。穂高町のサークルKで仕入れた助六とBOSSの無糖ブラックを胃に流し込み車を後にしました。登山口直前の林道は車の旋回スペースで駐車禁止になっています。ここに建設現場にあるような仮設トイレ。用をすませたらザックを背負い直し、歩き始たのが5時45分頃でした。がれきの山からなまって餓鬼岳と言われるようになったという説もあるようですね。鎖、木のはしごも何ヶ所かありましたが、整備されていて危険な感じはありません。標高差1600mは、やはり大変です。珍しく相棒もバテ気味。12時半頃山頂到着。360度の展望と350ccのビールが疲れを忘れさせてくれます。今日は身軽に日帰りです。小屋の前でくつろぐ人たちを横目に来た道を下ります。
下る途中、大凪山を過ぎてしばらく歩いたところで、携帯電話を無くしたことに気付きました。どこかで落としたのか諦めようと思いました。それでもと連れが自分の携帯にコールしてみました。何度かコールしてみると答えてくれた人がいました。大凪山よりも上にいることだけはわかりましたが、電波は途切れてしまいました。連れに待ってもらうことにして、ザックは置いて登り返します。10分ほどで大凪山、自分の携帯を持った登山者に会うことができました。偶然下りの登山者で、携帯を持って下ってくれたようです。自分の手に戻ったのが奇跡的なようにも思えました。拾ってくださった登山者に感謝。


5:45 登山口
6:35 紅葉の滝
7:00 魚止ノ滝
9:20 大凪山2079m
12:20 餓鬼岳小屋
12:25 餓鬼岳小屋
12:35 餓鬼岳山頂2647m
12:50 餓鬼岳山頂
14:25 大凪山
15:45 最終水場
16:10 魚止ノ滝
16:35 紅葉の滝
17:20 登山口



餓鬼岳山頂より360度の展望 (クリックで拡大画像)



稜線の風に吹かれて

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