霞沢岳西尾根
2624m
2007/5/3〜4











結局、後発は豊川を2日夜10時の出発になりました。東名高速道はGWの渋滞のようで、高速は使わずに下を行くことにしました。恵那のコンビニで朝飯を購入して運転手の交代です。沢渡の駐車場には先発のテント。2時を少し回った頃に到着しました。
2日ほど前から風邪でくずした体調が不安です。6時半、沢渡からはタクシーで上高地、大正池手前にある国土交通省の事務所に車をつけてもらいました。この脇から取付きます。雪はありません。代わりに笹薮のラッセル。急坂を笹をつかみ強引に体を持ち上げます。テント装備が重く肩にのしかかります。何度もトップを交代しながらも尾根に到着。疲労の割に高度を稼げません。尾根には笹を分けた跡があり赤テープも見つけました。尾根に出ても深南部のように笹は深く、GW銀座の上高地がすぐそこにあるとは思えません。歩きやすそうな笹の切れ目を探しながらの前進です。
雪が徐々に現れます。急峻な岩場を巻き高度を上げます。テン場に適する場所を捜します。メンバー5人を収容するテントを立てるためには何処も不十分。スコップを使い雪を盛ってならし土台を造ることにしました。設営が終わると霙が降りだしました。雪で水を作ります。焼酎にお湯。団欒。食担の腕がさえます。
昨夜の激しい風と雷はうそのようです。テントはそのまま、必要なものを持ちゼルベストにアイゼン。山頂アタック。斜度は増し痩せ尾根。
「岩のレベルとしては大したことない。」
とは言われたものの、緊張する場面もあります。右に目をやればたっぷりと雪のついた乗鞍岳。左には穂高連峰。ザイルは出さずに山頂を踏むことができました。360度のパノラマが雪原を取り巻きます。徳本峠からも踏み跡はありませんでした。
ゆっくり腰をおろすこともなく下山です。雪の足元を確かめながらの痩せ尾根はピッケルが頼りになります。核心部分ではザイルを張ります。テントを撤収。往路を戻りました。
稜線の風に吹かれて