西岳、編笠山(南八ヶ岳)
2398m、2524m


2003/11/16

















いつものごとく友人からの突然の誘い。天気がよくなるという予報にだまされ…(笑)…、行ってきました八ヶ岳。ガスで展望はダメでしたが、落ち葉の森に包まれた素敵な山行になりましたよ。

豊橋から長野方面に行くならば、大抵通る道が、R257からR153。津具を抜ければより早く行くことができます。 今回もこのルート。いつものように飯田で中央道に入るつもりでした。 ところが松川、駒ヶ根間が、キリのため通行止。しかたなく駒ヶ根まで国道を走ることにしました。
諏訪湖SA、AM1:45。豊橋から3時間半ほどです。ここで仮眠。リヤの荷物を片付けて毛布をかぶります。
食券の自販機の前でつったって、回転の遅い頭で考えて、豚汁定食。 雨は土砂降り、予報は空振り、天気の好転を期待しつつ、諏訪のICを出ることにしました。 雨はあがり、青空が覗き、朝日が見えました。
今回の目的は、この4月、雪のため敗退した編笠山リベンジ。前回とはルートを変えて、富士見高原から登ります。 ゴルフコースとスキー場が隣合せ。そこに登山口があるなんて、ちょっと変わってますよねえ。

富士見高原スキー場の駐車場の隅に車を停めてゴルフ場の脇を歩き始めます。葉の落ちた木立の中、一面に生茂った笹の緑は、枯葉色に縁取られ、まさしく冬の色に変わろうとしていました。幾度か林道を横切ると、次第に森は深くなっていきます。晴れるつもりで出かけてきたものの、天候は今ひとつ。でもこの幽玄な様子もまたいいものです。
登り口付近は、広葉樹の落ち葉がいっぱい。上の方の針葉樹の森は苔が敷き詰められ、神話の世界を歩いているようでした。
デジャブー… というよりも、自分の遺伝子に刻まれた遥かな記憶の断片が、この森を懐かしく感じさせるのかもしれません。そんなことを考えると ますます神秘的なもののように思えてきます。気持ちのいい森でした。
風を避けて、もう営業の終わっている青年小屋のスソで早めの昼食にしました。 頂上近くで、霜柱。風は強く頂上には長居しませんでした。


7:15 富士見高原スキー場駐車場
7:20 登山口
7:55 不動清水
10:00 西岳2398m
10:50 青年小屋
11:25 青年小屋
11:55 編笠山2523.7m
12:00 編笠山
14:10 駐車場


西岳から編笠山周遊。ガイドブックには星一つでお手軽そうでしたが、標高差は1200m以上、行程も12km近くあります。緩やかな斜面が 多く、道もはっきりしてはいましたが、知らぬ間に体力を使い、山行を終えた後の空腹感は、特別なものがありました。







稜線の風に吹かれて

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