奥穂高岳
3190m

2006/5/3〜2006/5/4





























小屋開きの準備の涸沢ヒュッテ。 「かつてこれほど雪の多かった経験は無い。」 小屋の主人のコメントです。
今年のGWは例年以上に雪も多く、雪崩の可能性も高そうです。あちらこちらから雪崩による事故のニュースが耳に入りました。事前に木曽駒ケ岳にて雪上でのロープワークを学びました。
自分にとっては涸沢は5年ぶり二度目になります。前回は涸沢岳。今回は総勢12名で上高地から涸沢に入ります。内4名がテント泊。8名が涸沢ヒュッテに泊ります。自分はテントの組。翌朝、涸沢岳5名、奥穂高岳3名、前穂高岳北尾根4名の三つのパーティーに分かれるはずでした。しかし雪の状況等を考慮して前穂北尾根は断念することに決定。自分の属する奥穂のパーティーに新に3名が加わり合計6名、奥穂山頂を目差します。
白い坂についたトレースは小豆沢をザイテングラードに寄添うように続いています。雪を刺すピッケル、雪を噛むアイゼンの音。肺の中にある空気をゆっくり吐き出しました。気だるいほどに空は青く、青すぎる空に突き刺さる穂高連峰。女の子のように何度も日焼止をすりこみます。
白出乗越、穂高岳山荘を過ぎれば核心部分。鉄梯子、雪稜。雪解け水が凍って嫌な部分もありましたが、ステップも切れており思ったよりも楽に登ることができました。山頂は大展望。全員の手を固く握り合います。ザックを枕に寝そべって足を投げ出し少しの間、横になりました。
下りに鉄梯子で渋滞に少々苛つきます。それでもザイルを使うこともなく下ることができました。スムーズに涸沢まで下り、もう一泊の予定を変更し、テント撤収。上高地まで下り帰路につきました。



5/3
6:30 河童橋
8:40 新村橋
9:40 横尾
10:00 横尾
13:25 涸沢ヒュッテ

5/4
4:50 涸沢ヒュッテ
7:15 穂高岳山荘
8:15 奥穂高岳3190m
8:45 奥穂高岳
10:00 穂高岳山荘
10:55 涸沢ヒュッテ
12:30 涸沢ヒュッテ
14:25 横尾
14:50 横尾
16:00 河童橋





稜線の風に吹かれて



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