三ノ沢岳
2847m

2002/7/21












































午前1時30分。中央道駒ケ岳サービスエリア。 ここで仮眠しようかとも思ったのですが、 やはり菅ノ台まで行くことにしました。 一人、肉うどん。朝食にはあまりにも早すぎます。

2:00 菅ノ台駐車場。

人の話し声がうるさく、寝付けません。常夜灯の明かりが眩しい。 4時過ぎ目覚め。そろそろ仕度でも…(_ _)。゜zzZ

4:30 携帯のベルの音。今回、同行のNさんからです。

N氏は黒松平の駐車場とのこと、バスを待つ列を、乱しながら車を移動しまし た。
Nさんご夫妻とは、これが初対面です。 臨時のバスが出るとの情報に慌てて準備。 ザックを持ち上げれば、もうすでにNさんたち三人は、バス停の先頭に立ってみえ ました。

日差しが暑いかと予想していたのですが、曇り。 ロープウェーの駅を降りると、南アルプスの山なみ。富士山の影も確認できました。 でもそれも一瞬の間。ガスの中に消えていきます。 ひんやりとした外気が気持ちいいです。

自分たちは、日帰り。入山届も簡単に済ませます。 小屋泊まりで、どちらへか縦走の中年ご夫婦。 若い山岳指導員との会話が笑えました。

「携帯電話はお持ちですか。」
「ないです。」
「もしものとき連絡が取れませんよ。」
「遭難しないから。」
「遭難するつもりで登る人はいませんよ。」
「今度来るときはもってくるから。」
「ビバーグのための、たとえばシュラフカバーとか何か装備はありますか。」

そんなやりとりを後にして、目指すのは三ノ沢岳2847m。 以前に、山に同行したある人に、日帰りでいけるお勧めの山を尋ねたことがありました。 ずっと、頭の隅に残っていました。それが三ノ沢岳。 やっと念願がかないます。
暑さ対策は万全です。350ccビール3缶。(笑) 500ccのはちみつレモンのペットボトル、これをカチンコチンに凍らせます。 水筒とともに、最近、景品で手に入れたクーラーバックに押し込めました。 これを丸ごとザックに押し込む。 欠点に気づきました。結構、重いかも…。
午後から晴れる予報を期待しつつ、ボツボツと登り始めました。
稜線は生憎のガス、風は冷たく、暑さ対策は空振り?
極楽平。吹く風は強く、体温を奪います。 汗にぬれたTシャツの上に、セーターを着込みます。 指先が冷える。ザックからグローブを。
這松の稜線のアップダウンが変化にとんでいいですね。 展望はガスに妨げられてはいたものの、ガスの動きがドラマチックです。 花がきれいでした。シャッターを切る回数が増えます。山頂では野猿を何頭かみるこ とができました。 乾杯と同時に青空が覗き、歓迎してくれたようにも思えました。
冷たいビールは最高です。 冷たい水筒の水を鍋に移し、湯を沸かす。無駄な事したなと、苦笑しました。




稜線の風に吹かれて

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