天狗岳(北八ヶ岳)
2646m
2002/3/31










忙しかった仕事も一段落。 日曜に友人と二人、北八の天狗岳に行ってきました。 今年初めての山行です。

豊橋を深夜0時30分出発。 飯田から中央道に乗り、3時半には諏訪のサービスエリア。ここの駐車場で仮眠しま した。

唐沢鉱泉を7時、登りだし。 唐沢鉱泉は4月20日からの営業だそうです。 駐車場はまだ雪に埋もれていました。

天狗岳は、これで三度目です。いずれも同じルート。 今まで二回はいずれも頂上を踏むことなく途中で引き返しています。 歩き出せばすぐにアイゼンを装着しました。 相棒は最近購入したというスノウシュー。 深い雪の上に雨がかぶり、春特有の重い雪が、コースを覆います。 踏跡は少なくコースは荒れていました。 20分ほど歩いた地点でつれがスノウシューを諦めました。 冬の雪に倒れた木立がコースを遮ること。トラバース道のため、スノウシューでは横 滑りが危険なこと。 スノウシューは使用不能でした。 それでもアイゼンの登山靴が雪の道を踏み抜くことに変わりはありません。 何回に一度は膝まで埋もれ、そのまた何回に一度は腿の上までです。 腿まで埋もれた重い雪を引き抜くのは容易ではありません。 大変な体力を消耗しつつコースを進みました。

9時。渋ノ湯からのルートに合流。小休止。 こっちが主流なんでしょうか。踏み固められたコースは歩きやすく天国でした。 35分ほど歩けばもう黒百合ヒュッテ。 小休止の後、雪の尾根、天狗を目指します。 午後からはところにより雷雨の予報。雲の流れが速いです。

天狗岳2646m。雲の流れが少し不安です。 ガスが登ってきます。天気が不安定。 西天狗にも足を伸ばすことにしました。

下りながら、行動食をとりながら、食事場所を探すことにしました。 まもなく黒百合ヒュッテ。岩陰で湯を沸かし、食事。ビールで乾杯です。

こんなに大変な下りは初めてです。雪を踏み抜きながらの前進です。 精神的にもいやですよね。 泥棒猫のように、そぉーっと下ろした足が、ずずっともぐっていくのは、 あ゛〜! またかってなもんです。 天気を気にしながら先を急ぎました。

3時。雨に会うこともなく駐車場にたどり着くことができました。





稜線の風に吹かれて


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