腕扱山
128m

2005/8/21

















日本海に停滞した前線の影響で、天気は不安定。路面が濡れています。まだ暗い空は雷で光っていました。 目指しているのは、奥三河、大野山804.9m。路肩に車を停め、林道を歩きはじめると間もなく、雨が降り出しました。雨具は持ってなく、今日は手ぶら。カメラが濡れてしまいます。車まで引き返すことにしました。こんな日に雨具も持たずに歩くのも考えてみればおかしな話。車に着く頃には少し雨脚も衰えてきたようです。反対側から登ればもっと簡単に登れそうなのでそちらに変えようかとも思ったのですが、雨が本気で降りだしました。撤退です。十数分歩いただけでお終いです。(笑)
帰る途中に新城市桜淵公園駐車場。雨は小降り。ここから気軽に登れそうな腕扱山(うでこぎやま)があることを思い出しました。むかしむかし神様が日本の国をお創りになっていたときのはなしです。力自慢の神様が、真中あたりに大きな山と作ろうと、土を運び、きれいに出来上がったのが富士山で、土を取ったくぼみが琵琶湖になったそうです。そのとき手についた土を丸めて落としたのが腕扱山128m。武田信玄がここで軍儀を開いたとも言われています。
車の中から傘を取り出し歩き始めました。適当に行けばいけると思ったのですが、ちょっと間違っていたようです。林道をあがると大きなタンク。さらに杣道を行けば別の林道に出ました。高みに登りましたが、そこは目的の腕扱山ではありません。さらに林道を行けば、風切山まで15分の標識。大分先まで来てしまったようです。ついでに風切山まで登ろうかとも思ったのですが、今日は9時までに戻らなければなりません。林道を戻り腕扱山を探すことにしました。
なるほど、見落としてしまうほどにこんもりと小さな山です。重川池の先に登山道の案内を見つけました。急登を一気に登ると、老朽化のため立入禁止の展望台。樹木で覆われた狭い山頂に明治天皇の立像がありました。


6:20 桜淵公園駐車場
6:35 貯水タンク
7:00 風切山登山口
7:30 腕扱山登山口
7:35 腕扱山山頂128m
7:45 桜淵公園駐車場




稜線の風に吹かれて

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